始皇帝をうまくごまかして日本に数千人の仲間を連れて大量移住した徐福、黄金の国ジパングを目指したことで後々結果的に近代南北アメリカの国家群を作り出したコロンブス、日露戦争に日本が勝ったことで多くの有色人種に我々もやれば出来るという自信と勇気を与えた。太平洋戦争に負けはしたけれど結果的に多くの植民地が独立する流れを作った。もし日英同盟が維持されていれば太平洋戦争は無かったしイギリスもこれほど衰退することは無かったかも知れない。日本をアメリカとの戦争に引きずり込む戦略にイギリスは成功したけれど結果的にほとんどの植民地を失い、イギリスの覇権は消滅した。日本がアメリカの国債をひたすら買い続けたことでアメリカはここ２０年持ってきた。中国の発展も日本が満州に残してきた資産が、そして日中国交回復以降の日本からの無償、有償資金・技術援助によることが大きい。北朝鮮は日本が戦前残してきた資産を食いつぶしただけ。その資産を運用発展させられなかった。韓国も日本の会社でリストラされた日本人技術者や土日のアルバイトで韓国に飛んだ技術者から技術ノウハウを教えて貰ったことによる。
そういう大きな流れで見ると日本人の意図や意志には関係なく日本は裏方として人類史の流れを変えている。まあ、意志や意図が無いから良いのです。イギリスやアメリカ、ロシア、中国その他の覇権を目指す国が国益に従って世界を支配しようとする意志で戦争や貧困が生まれているのだから。もちろん日本もかつてはそういう時代がありました。まあ、それにしても大陸民族と島国民族ではあまりに社会文化、人間思考文化がこれほど違うのかということをモンゴルに住んでいる日本人のブログを通して学んでいます。ほんと、日本は夢の国のように見えてくる。日本人はあまりに人が良いし、まじめで正直なので大陸では失敗する。戦前中国大陸に大きく進出したから日本は失敗した。日本にとって大陸は鬼門なんです。太平洋の島々を主体に限定的に拡大していれば成功していたかも知れない。大陸に進出しても海岸沿いだけなら良かったかも。