百年単位でものを見たら、今は時代が変わり始めたということですね。
今までの五百年は間違いなく白人キリスト教徒の世界支配時代だった。
それ以前の五百年はイスラム教国の時代だった。
後五十年も経つとヨーロッパの多くの国ではキリスト教徒よりイスラム教徒の人口が多くなる。アメリカも百年も経つとイスラム教徒と非白人系キリスト教徒の国になる。
シリアでゴタゴタ複数の勢力によって内乱、紛争が起きているけど、それは白人の支配力が弱まってきているということからくる現象ですね。
中国も大陸国が海に出ると失敗するという歴史を学んでいない。文化大革命で中国の歴史の知恵も破壊されたのだろう。日本という海洋国(島国)が大陸に進出すると失敗するという経験は先の大戦で日本は充分に学んだ。二度と大陸や半島には出ないだろう。将来、国連軍の一部として平和管理任務という程度のものはあり得るけど、自らの目的を持って進出することはもうあり得ない。
ビジネスでも日本は大陸に進出すると失敗するという経験をこの20年で学んだ。中国で生産しようとした中小企業はほぼ100%失敗した。みんな欺されて盗られた。生産拠点としてはもう半島や中国には進出しないだろう。売りに行くのは設備投資がほとんどかからないのでそれはあるだろうが。
生産拠点はこれから百年、ベトナムや東南アジア、インドなど南に向かう。実際、そうなっているがその傾向はさらに進むし、商品の売り先もそうなるだろう。生産すれば賃金が入り消費力も上がるから。中国も世界から信用を失い生産拠点が衰退すると、生産国として再興しようと独立を目指す地域が現れることになるだろう。当然、そのためにしばらくは内戦になる。
産業立国として独立した一部新中国はTPPにも参加するようになるだろう。世界の平和はそれからだな。覇権を目指すと誰も幸せにならないことをこれから百年(実質30年)で中国は学ぶことになる。中国共産党は中国最後の王朝になるのだろうか?まあ、後にもう一回軍閥が現れそうだが。
それは日本も通ってきた道、どの国も一度は通らないといけないのかも知れないが、そのために常に多くの庶民が犠牲になる。
アメリカの金融支配はまだ百年は続くだろうな~。
イギリスはどうなるのだろう?政治的な発言以外イギリス発のニュースなんて聞かないな。日立が電車車両をイギリスで生産を始める、中国がイギリスに原子力発電所を建設する、というようにイギリス自らの未来開発の話しが聞こえてこない。ノーベル賞もイギリスが取った話しは最近聞かない気がする。イギリスは衰退するしかないのかな?イギリスは日英同盟を破棄してから運に見放されているのかな?北海油田に頼ってしまったからかな?第一次、二次大戦に勝利国になったけど衰退の一途だよね。イギリスを維持しているのは金融と北海油田だが、原油価格の下落で青息吐息、金融は挽回しようと中国の元を取り込もうとしているけど、どうだろう?中国と一定以上の深い付き合いをすると運が落ちるのでは?
ドイツはどうだろう?二度の大戦に敗れても復活した。VWの問題もしばらくは大変だけど、失敗を糧にしてまた復活するのでは?ドイツは底力がある。
日本は一度だけ大戦に敗れたけど、経済は復活したが、精神はウォー・ギルト・インフォーメイション・プログラム(日本は悪いことをした悪い国という教育)で崩壊した。日本は精神が復活するかどうかが鍵だな。
「日本人が日本人を発見すれば世界が変わる」と数年前から言っているのだが。日本人は目標が明確になると頑張るからな~。でも今は目標が無い。
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