私の田舎の家は、理想的な環境にある理想的な家だと今は思う。世界中探してもあれだけ場所的にも恵まれた家はなかなか無いと思う。西洋的な豪邸というのは理想的な家じゃ無いよね。お城のような豪邸は心が窮屈だな。広いけど閉じ込められている。外と中が切り離されている。いつ外敵が襲ってくるか分からない歴史を持つヨーロッパではそれが必要で必然だが。
日本の昔ながらの家には、人が気楽に立ち寄れる縁側という中と外の中間の場所がある。しかし私の田舎の家がいくら良くてもそれが、”自分居場所”だったかというと魂的には違う気がする。だから東京に出て来た。
自分の居場所を見つけてそこで生活出来ている人が一番幸せな人だな。
自分の居場所とは、住所ではない場合も多いだろう。その方が多いかも知れないな?「この人の傍が私の居場所。」とか、仏師は仏を彫る作業所が居場所かも知れないね。自分の居場所とは、心の奥底(魂)が深く静かに落ち着く所だな。そこは不安感や恐怖感の出て来ない場所と言えるかも知れないな。「ここでこのまま死んでも良い。」という場所だな。今のマンションでウトウトしながら、このまま心臓が止まっても良いかな?と思うことはままあるけど、何かちょっと違うのかな?
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