足利事件について次のようなインターネット記事がニュースに出ていた。
【菅家さんは本部長の謝罪を受け、当時の捜査員についても「直接謝ってくれれば許したいと思う」と話したが、元幹部(75)は「個々の捜査員は頭を下げるべきではない。士気が下がる。自信を持って捜査できなくなる」と言い切った。一方でまだ「捜査に問題はなかった」とする県警幹部も。】
本部長が頭を下げたのは、自分の問題ではないから頭を下げることが出来たんですよね。それでも警察組織としては異例なことです。そうしなければ国民から信頼を失うからなんですね。国民からの信頼を失ったら誰も警察に協力しなくなるから。それでももし本部長が当時の捜査担当者だったら謝ることは出来なかったでしょう。警察には正義は存在しない。正義より自分や組織のメンツのほうが大事なんです。それは旧日本陸軍と同じなんですよね。国や国民より、自分の組織の中の立場や教条的メンツのほうが常に大事なんです。国や国民のために存在するものが、自分の立場が守られれば国や国民がどうなろうと関係ないというのが警察ですね。多くの官僚もそうですけど。そして軍隊も警察も官僚組織なんです。権力は腐敗するというのは昔からの真理なんですね。警察と病院と税務署とこの三つと縁の無い人生が送れれば幸せな人生と昔から言われています。
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