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モンゴルが洪水?

ウランバートル在住日本人のブログを読んでいると今日は豪雨と雷雨で道路は川状態とのこと。はあ?草原の国で洪水?今モンゴルに旅行している日本人は、「なんでモンゴルでこうなるの?」と身動き取れないで失望していることでしょう。特に乗馬によるアドベンチャー・ツアーをしているグループは大変だ。初めてのモンゴル経験なら二度とモンゴルに行きたくなくなるかも?でもその後、水を含んだ草原が草を大きく成長させて、今年の冬、家畜はやせることなく太るかも?北海道夏登山で10人もの人が寒すぎて亡くなりました。モンゴルは洪水。一連の大気の流れとして繋がっているのかも知れません。今回の北海道のツアーを途中中止といっても、モンゴルの乗馬トレッキング中止といっても、一定以上進んでいると前に進むしか帰る道が無い。北海道の遭難もなぜ途中で中止しなかったのかという疑問は誰にでもあるが、中止しようにも泊まる場所や施設や横道がない。前へ進むしか無かったのではないかとも思う。途中で早めに森の中でビパークするという方法しかなかったのだろうと推測するがそういう装備は持っていなかったのではないか、そしてそういう判断はいろんな危機を経験したガイドにしか出来ない。ガイドもツアー客も危機感覚の欠如した現代日本人の特性から生まれていると思う。何でもいつでも最悪の事態を予想して準備しておかないと。先週のたかが箱根神社巡りハイキングでさえも万一の天候急変に対応するために私のリュックにはいろんなものが入っていた。もちろんその中には使うはずは無いだろうが、体温を冷やさないために人間が入れるアルミの袋も入れていた。緊急ビパーク用アルミ袋は万一の時とても役立つ。2001年の二回目のモンゴル・ツアーの時、ポシェットにこのアルミ袋とハサミとガムテープを常に入れていた。雨が降り、夏なのに気温は5℃程度で、このアルミとテープでベストをもうひとりの日本人分用と二人分作り、そして残ったアルミで靴下を覆い、今にも雨が雪に変わりそうな天候の中を馬に乗って二千メートル級の山を越えたことがある。山を越えた後、目の良い遊牧民は振り返って、「山は雪になっている」と言った。あの時はアルミ袋のおかげで、常春育ちの寒さ嫌いの私としては寒さ知らずで山を越えることが出来た。雪になると馬は自分が進む道が分からなくなるのでとても危険だと遊牧民は言った。危機一髪だった。
それにしても今回の北海道大雪山系トレッキング遭難は、「八甲田山・死の彷徨」のミニミニ版ですね。ガイドも参加者もこの映画を見ているはずです。そして「私ならそんな馬鹿な判断はしない。私には引き下がる勇気がある。」と思っていたはずです。でも実際になると、何とかなるという楽観主義とこのツアーが終わったらその日のうちに飛行機に乗らないといけないとか、次のツアーのガイドとしてスケジュールが詰まっているとか、いろんな思考が頭の中にあったと思います。安い金額でのツアーではガイド料も安いだろうから、一夏に繰り返しガイドをして回転を多くしないといけないし、参加者も無駄の出来ないスケジュールになっているのだろうと思います。旅行会社も参加者もギリギリの予算だから無理をしてしまう。そんな面もあるのではないでしょうか?
ウズベキスタンに行ったとき、HISとかJTBとかのツアーもみんな同じルートを旅するのですが、見ていると我々のグループは少人数で費用も少し高いけれどこのマイナーな旅行会社のツアーで良かったと思ったものです。少人数で費用が高い分、いろんな余裕があった。多少、状況に合わせてスケジュールの変更が自由に出来たし。とても満足した旅行でした。モンゴル・ツアーもその旅行会社の費用は他より少し高いですが納得のいく費用です。なんでもそれなりのコストがかかるのだから、安いツアーにはそれなりの無理がある。
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