日本や中国、韓国では、「この島は歴史的に自国の領土である」と主張しています。アメリカは、例えば、「尖閣諸島については日本が施政権を持っている」とは言うけれど日本の歴史的領土だとは決して言いません。歴史的領土なんて言う権利をアメリカは持っていません。歴史を言えばアメリカはアメリカ・インデアンのものです。歴史的領土なんてアメリカには存在しません。尖閣は歴史的に日本の領土だとアメリカが言えば、その論理が自分に返って来て大変なことになるからです。
当然、ヨーロッパは戦争の歴史なので盗ったり盗られたりで固定した領土なんてありません。歴史的に我が国の領土なんていう論理は世界には存在しないのです。
合理性は、戦後の各種条約に基づきどうなのかということだけですね。
中華人民共和国が清国の領土継承権を持っているということもありません。各中華帝国は滅びたのだから正統な継承権というのは存在しないはずですね。現在の政権が支配している地域というだけですね。
古地図で見るとここは日本だ、中国だ、韓国だという騒ぎ方をしているのはきっと北東アジアだけではないでしょうか?中国共産党が前権力者から移譲を受けたのなら多少言えるのかも知れないが、前権力者も武力で支配域を拡げただけですからね。そういう意味では日本は世界の不思議の国ですね。血が本当に繋がっているかどうかは別にして天皇が約二千年(正確に言えるのは千五百年ぐらいかも知れないが。伝承としては2670数年)継承してきているのだから。それは国としての継承でもありますね。そんなの世界唯一ですよね。天皇制を止めて大統領制になったら国の継承としてはどうなるのだろう?日本という国は滅びたと言うことになるのかも知れませんね。同じ日本という国家名を維持しても別な国になるわけですね。
PR