本当の幸せは魂が揺さぶられ、かつ魂の深い安心が得られることなのでしょうが、どれほどの人がそれを体験して死ねるのでしょうか？ほとんどの人がそうなのかも知れないし、ほんの少しの人しか経験出来ないのかも知れません。私には分かりません。医療では代替医療というものが流行ってきていますが、代替母親とか、代替愛とか代替幸せというものは無いと思います。それらは本物には代替が効かない。「だいたい、こんな人生で良いか」とか、「だいたいこんな相手でいいか」というのは多く存在するでしょうけど。深い心の奥の求めるものが得られた人は幸せだ。多くの人は自分にとってそれが何なのか知らないでいる。まあ、知らない方が知るよりも幸せな場合も多いけど。

この世の中には二種類の人間がいる。人を救いたいという人間と、救われたいという人間と。幸せを与えたいという人と幸せを与えて欲しいという人と。きっとどっちとも成就しない。どっちとも自我だから。ただ、救いたい、与えたいという方がスケールが大きいかも？

何でも事実を知ることですねぇ～。知るには時に勇気が必要です。勇気を出して知ることですね。知らないと勝手な妄想をしてしまい事実からどんどんどんどん頭の中が離れていく。

１．人に正直。　２．自分に正直。　３．本当の自分に正直。　この三つで２００年かかる。
１．人に嘘を言う。２．それを正当化するために自分に嘘を言う。３．本当の自分なんていう存在は知らない。という長～い段階から傷つきながら一歩一歩数百年、数千年かけて成長しているのです。

「死は師」と以前のＨＰに書いたことがあるが、やはり「死は師」ですね。泣き果てて、悲しみ果てて、苦しみ果てて人は初めて慈悲の心を持つことができるようになる。
愛する家族の死は、「嘆きと悲しみ」から始まり「悲しみと感謝」へと変わる。そしてその結果として、それまでの頑固さが優しさに変身するようになる場合がある。慈悲の心はそのような過程を経て生まれる。