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クンバハカ2

「肛門を直腸の方向に引き上げるという感覚です。」これが自分の意識では出来なかった。そんなこと身に付けたこと無いし、どうすればいいのか?教わったことも無かったもんね。自律神経を自分の意識で動かすことを身に付けないと出来ないはず。しかし今はコツを身に付けたから簡単にいつでも出来る。そしたら便の様子も変わった。トイレットペーパーに便が付かないことが多くなった。締まりが良くなったのだろう?犬猫レベルになった?
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クンバハカ

これらは20年以上前に学んだが、自分でクンバハカを身につけるまで読んでも解らなかった。身についていたらこれらを読む必要が無いし、身についていなければ読んでも解らない。本当のクンバハカに気付いてから20年かかった。
これを読んで身体感覚で解る先生は何人ぐらいいるのだろう?私の会得の仕方を教えればすぐに分かるようになるのだが。山田務名先生に教わったのは大きいな~!それがなかったら気づけなかったことだろう。それでも20年かかった。教わっていなければ、今でも「クンバハカは肩の力を抜いて、臍下丹田に気を込めて、肛門を締め上げること。」と分かった面をして言い続けていたことだろう。以下、その約20年前に調べたものです。

●肛門の締め方
肛門を締めるというのは、肛門を直腸の方向に引き上げるという感覚です。
わかりやすい例で言うと、排便をするときの力の入れ方ではなく、むしろ下痢や尿意をこらえるときの力の入れ方です。この辺り、たまに勘違いされている方がいますので、お気をつけくださいね。勘違いされたまま、お腹がゆるい時に正心調息法を実践したりすると悲惨なことになりかねませんので。
「充息」の説明のときにも触れることになると思いますが、充息時には丹田に吸い込んだ空気を押し付けるという上から下への動作と、肛門を締めるという下から上への動作を、同時に行うことになります。私の場合は、空気を押し付ける力と肛門を引き上げる力を丹田でバランスするというやり方をしています。そうすると筋肉痛というほどではありませんが、腰の上の背骨の両脇の筋肉が軽く張ります。塩谷博士にそういうやり方でどうですか、と聞きましたところ、それでいいよ、ということでしたので、以降そのように実践しています。
私も最初は肛門をうまく締めることができず、とくに充息の時には一度キュッと締めても、息を止めている間にドンドン緩んでしまうという状態が続きました。上記のようなやり方をするようになって、なんとかできるようになりました。この辺は慣れということも有ります。日頃、肛門を締めるということに意識を向け、実践しておく必要もありそうです。

●ラマナ・マハルシは、胸に集中しろと言ったのではないが、「私、私、・・・」と想い続けると、自然に意識が胸に集まると言い、人間の中心は胸(正確には胸の中央から指2本分右)にあるとして、額にあるのではないと言う。
ある力ある霊能者は、息を吸って止め、臍の周りが燃えていることをイメージすれば、万能の臍の力が開き、不可能はなくなると言った。
どれも全く正しいが、あくまで、肛門が締まっていればの話だ。
肛門が締まっていないのに、額に集中すれば、精神が分裂する。
しかし、常に肛門を締める訓練をしてから、上のようなことをやれば、速やかに効果が現れる。
武道でもスポーツでも、上級者の特長は「腰が決まっている」ことだ。
下手なボクサーは手だけで打っているし、下手なテニスプレーヤーはラケットを振っても、腰がふらついている。
だが、肛門を締める訓練をすると、腰が落ち着き、みるみる上達する。
著名なヨガの指導者である沖正弘さんの本で読んだが、マラソン王国のエチオピアでは、昔、選手は肛門にビー玉を挟んで練習したとあるが、その真偽はともかく、そんな気持ちで練習したから、優れた選手が多く出たのだろう。
100歳を過ぎても活躍したある医者が、呼吸が一番大切だと言って、著書にそのやり方を書いておられたが、あまりに複雑で呆れてしまった。
その上、「ここでこんな想念をするのだ」とさらに面倒にし、あまつさえ、「最後はこんな言葉を念じるのじゃ!」と、もう勝手にやってくだしゃんせである。
ところが、その中に、「肛門をぎゅっと締めることを忘れないように」とある。
そこだけで良いのである。
あえて言えば、息を十分に吸って止めると同時に肛門を締め、数秒そのまま保持し、ゆっくり息を吐いてからまた肛門を締める。
これだけで十分であるが、それもできないなら、とにかく、いつでも肛門を締めれば良い。
むしろ、訓練の時だけ肛門を締めるよりは、思い出したらいつでも締めるのが良いのである。
岡田虎二郎が、「念仏をするなら、生活しながら念仏をしては駄目で、念仏しながら生活しろ。静坐をするなら、生活しながら静坐するようでは駄目で、静坐しながら生活しろ」と言ったらしいが、良い教えである。
そして、虎二郎は、片時も忘れず、腹に力を入れろと言ったらしいが、腹に力を入れるには肛門を締めれば良いのである。
肛門を締める力がつけば、後はオマケである。
あらゆることは、肛門を締めるためにやるのだと思えば間違いない。
肛門を締める力がついたならば、額に集中すれば超能力も発揮するだろうし、臍に集中すれば、病気も治り、健康になり、若返るだろう。
だが、肛門を締める力が弱いと、エネルギー不足で、何をやっても効果は薄いだろう。

因みに私は肛門が自然に引き上がった経験(本当のクンバハカ)を24年前に偶々したけれど、それからそれを自由に再現するためにあの手この手でやって20年かかったということです。普通の知識ややり方では肛門を引き上げるって出来ないよね。それは自律神経をコントロールすることだから。でもそれが出来る方法をちょっとした観念の働きを利用して日向ぼっこ村勉強会で教えている。

クンバハカ

12月号の「志るべ」である講師がクンバハカを解説していたが、よく勉強しているが私から見ると結論が間違っている。肛門括約筋を締めて肛門挙筋を引き上げるという事が出来る人を見てみたい。下痢を我慢する状態はそれに近いが。天風先生は冷たい川の水の中で肛門が締まっていたと言っている。肉体を守るために身体の条件反射でそうなっていたんですね。そうなるような条件反射を作らないといけないのです。肛門括約筋は自分の意思で締められけど、肛門挙筋は自分の意思で引き上げられない。さらに肛門括約筋を締めた状態で肛門挙筋を引き上げるのは至難の業だ。そうできるコツを身に付けるのに私は30年かかった。日向ぼっこ村勉強会ではそのコツを伝授している。やり方は一通りではない。別なやり方を見つけているのはあべまりあさんだね。心身統一合気道を創設した藤平光一氏も別な方法を見つけたのだろう。方法はいろいろあるのだろう。それぞれの方法を発見した者同士情報交換をしたいね。
天風先生が偉大過ぎて天風会は進化向上が無いのだろう?進化しないと単なる形式化と狭い教条化になって会は衰える。世間では天風本がいっぱい読まれているのに。何万何十万人が会員なっても不思議ではない内容なのにね。
前にも書いたことあるけど、入会3年目に70代の偉い人らしい人が、クンバハカは30年経ってもまだ分からないと言っていた。「馬鹿じゃないの?肩の力を抜いて臍下丹田に気を込めて肛門を締めるだけじゃない?そんなこと入会3年目の僕でも分かるのに」と思ったことがある。あの年寄りは分からないことが分かっていた偉い人だったんだな。昔は天風先生という見本がいたから見える人には違いが見えたんだな。
ある意味でクンバハカという暗号を解くヒントとして神経反射の調節法を教えていたのかもね?もちろんそれだけでも庶民には充分効果はあるけどね。肛門を締めるのでなく自然に締まるような態勢を作るという事を山田務名先生から毎回教わっていた。

天風教義

SNS(Youtube)で安定打坐用のブザー音が結構出回っていますが、どれもダメですね。録音をyoutubeに入れると音質がガタ落ちになる。
音質がガタ落ちになった音ですると逆効果になる。天風教義の頭での理解は百人百様で良いと思いますが、クンバハカは標準のやり方(肩腹尻)をいい加減にやっても害にはならない。しかし安定打坐は注意が必要ですね。使う音も教える人も本物でなくてはならない。半知誤解ではいけない。
クンバハカになると自然に肩の力が抜けて臍下丹田に自動的に気が籠って肛門が勝手に引き上がって締まる。それを経験しないとクンバハカは語れない。

クンバハカ

クンバハカと神経反射の調節法の違いは、お尻すなわち臀部の筋肉が働いてお尻全体が固くなって肛門を絞めているのが神経反射の調節法で、臀部がプヨプヨ柔らかい状態で肛門が引き上がっている状態がクンバハカだな。
かつてこんな説明は講師陣の誰からも聞いたことがないな。そもそも誰もクンバハカと神経反射の調節法の区別をしていないからね。それでもそれを信じて何十年やり続けた人はそれなりに価値がある。


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