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クリスマス

22日の英語の勉強会で、たまたまこのタイミングでこんな文章(実話投稿文)のページを訳することになりました。全部で3ページなんですけど要約するとこんな話しです。
「私(女の子)が11歳の時、お父さんが突然亡くなりました。18歳の上の兄はお金がかからないで給料が貰える兵役に就きました。13歳の下のお兄さんは学校から帰ってから新聞配達のアルバイトを始めました。お母さんは仕事を始めたけれど身体を壊して働けなくなりました。
お父さんが生きていた頃は、私が生まれた年に買ったキューピー人形(いつもは大事な箱の中にきれいに仕舞っているのを取り出し)に呪文を唱えながら、クリスマスツリーにつり下げてからすべての飾り付けを始め、家のクリスマスの行事が始まりました。そしてクリスマスを派手に祝うのが我が家の毎年の習わしでした。常にキューピー人形とクリスマスツリーがクリスマスの中心にありました。
しかしそれが今年は出来ない。家にはクリスマスツリーを買うお金も無いし、家でクリスマスを祝うことが出来ません。教会のミサからの夜の帰り道、満天に輝く星空の下、家に帰っても寂しいだけなので、お母さんに友達の家に行くと言って、一人でかつてお父さんのお店があった所に散歩に向かいました。
近づくと、なぜかお父さんの存在をハッキリと感じました。そうしているうちに売れ残りのクリスマスツリー用の木がたくさんあるのを導かれるようにして見つけました。その中の、自分の身長の倍もある一番良いものを引きずって持って帰りました。
ドアを開けると13歳の兄がビックリしてツリーを見ました。それから二人で飾りを付けを始めました。お母さんは何も言わずに見ていました。自分たちにとってはどこにも欠点の無い完璧なクリスマス・ツリーの飾り付けになりました。
そして、「もう夜も遅いから寝なさい」とお母さんに言われました。
興奮して寝られなくて寝室から出てダイニング・ルームを覗くと、お母さんは、かつてお父さんがやっていた”おまじない”を言いながら、箱から取り出したキューピー人形をクリスマスツリーに飾ろうとしていました。お母さんの身体は震えていました。。。。」


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