倉庫の紙袋の中にこれらの写真データが入っているCDがあった。
写真撮ってあげると言ったら着替えて来た。
この高校生は夏休みのアルバイトでツーリストキャンプで働いていた。気にかかる子だった。「この子、お父さんいないんじゃないか?」と見たな。モンゴルの遊牧民は結構落馬して死ぬことがあるし、病気をしても簡単には病院には行けないから盲腸程度でも死ぬことはある。写真を撮ってその夜に印刷して翌朝、彼女に上げた。(バッテリー式小型写真プリンターは持って行っていた。)彼女が手にしている写真が前日に撮った写真。この子の幸せを願わずにはいられなかったな。元気で幸せになっているかな~? この子の写真を見ていても何か、涙が出てくるんだよね~?彼女の手は仕事をしているしっかりした手だよね。
キャンプを去る時の記念撮影。
私と並んで撮った時の彼女の笑顔。
この写真は長旅の途中のランチタイムだったかな?
この時の女性メンバーのことは何も覚えていない。一人の男は生前葬を済ませて余命幾ばくも無いと思って人生最後の旅としてモンゴルを選んで、モンゴルの草原を旅している間に元気になってしまった。翌々年だったかな?モンゴル春祭りで会った。「あんた、生前葬をしていながらなんやねん?」と言いたかったが当然止めた。モンゴルでエネルギーを貰ったとはモンゴルから帰る時に言っていたな。
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