今日、テレビの日曜映画劇場で「ミッドナイトイーグル」を観た。ストーリにも演技にも余りにもリアリティの無さに呆れるばかりだった。私には映画や小説の中の軍事的危機に関する日本人のリアリティの無さはウランバートルで殺された鈴木千恵さんとまったく同じに重なる。夜中の2時にウランバートルを歩けばどうなるか、麻薬を吸ったらどうなるか、自殺したら残された家族や子孫が将来どうなるか、日本の山の中に特殊爆弾を積んだアメリカ軍の爆撃機が落ちたらアメリカ軍や自衛隊がどう動くかイマジネーション力の欠如なんですよね。小学生に見せるだけの内容の映画に何億円も使うなと言いたいですね。かつて松本でサリンが使われたときの警察の判断の科学的認識のリアリティの無さに呆れるばかりだった。個人が農薬類を混ぜて偶然または意図的にサリンを作ったという可能性のみを追求して冤罪が生まれかかったが偶然そんなものが出来るはずがないし農薬の混合で個人で作れるはずもない。私はサリンということが分かった時点でそれはかなりの化学的製造研究能力のある組織犯罪だとすぐに推測した。日本人のリアリティ感覚欠如はすべての日本人に共通する。日本人は本当に人が良い。まあ、そのリアリティの無い夢物語の中を生きているその馬鹿さ加減が世界平和の元になる可能性もあるというように、私はそれを評価もしているが・・・・余りにもリアリティが無さ過ぎる。。リアリティを持った上でのお人好しが良いのです。
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