「モンゴルの辺境地、草原や沙漠、タイガや山岳部などは大好きだし、旅するのは最高だって思うけれど、ウランバートルで仕事をするために長期滞在するっていうのは、それがルーティーンワークだったら、私は多分耐えられません。
モンゴル在住しているくせにこういうことをいうのはなんなのですが。
モンゴルでモンゴル人と一緒に仕事をする、というのは、最初はいいけれど、長く続けるのはとても大変。
いろんな仕事の条件を彼らの言い分尊重で、効率よく、仕事として成立させていくのは、自分がよっぽどスキルがあって、人格者じゃなきゃ難しいと思います。
ウランバートルにいるモンゴル人と丁々発止で仕事するっていうのは、ストレスがたまり、自分自身が疲弊し、感性や自分の心の柔らかい部分が削り取られてギスギスになるのを感じてしまう。
治安が悪いからって、モンゴル撤退っていう風には考えてないけれどね。
だって、やっぱり私の能力を最大限に活用して、社会貢献できるのはモンゴルが舞台のときだと思うから。
ここで、稼いでうっしゃっしゃのセレブになろうっていう願望もないし、一財産を築こうっていう欲望も、すっかり消えちゃったけど、やっぱ、宿命を一度背負う覚悟をしたからにゃ、モンゴルをつぶさに見て、聞いて、体験して、まるごと飲み込み、抱きしめなきゃね。」
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