人生とは分からいものだ。何処までが生まれながら持っているプログラムで、何が今生で変えられるものか分からない。変えられない中でベストを尽くして、変えられるものを自分で変えて行く教えが仏教であり、天風教義ですね。
世のため人のためというのも、過去生に犯したマイナスのカルマを消す唯一の方法でもありますね。基本的には今を真善美で生きていれば過去生だとか来世なんて考える必要も知る必要も何も無い。
私は中学二年の時から、将来、平凡なサラリーマンになって、平凡で幸せな家庭生活を送る人生は許されない、その前にやらないといけないことがあることは知っていた。仕事でもビルが建つようなおいしい話は今までいくつもあったが、みんな消えた。そういうのは何か運で弾まないとそうならないと思うが、それはカルマが作るものだと思うな。かつて(過去生で)助けた人に助けられ、殺した人に足を引っ張られる。そういうのを一つ一つ消していくのは、目の前に現れる現象に無欲で対処していくことですね。「もっともっと地獄」に落ちて成功している経営者や独裁者の来世は厳しい。
江戸時代の日本は、その「もっともっと地獄」から解放されていた世界であり時代でもあったと思いますね。
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