外国人が見た幕末・維新の頃の日本
江戸時代(末)に腕のある大工は日本中を渡り歩いて稼ぎ、その稼ぎで自分の田舎には大きな家を建てていた。私の祖先もそうだったが、北前船や回船業を運行する家は庶民の身分でありながら大きな家を建てていた。そのような家は瀬戸内海沿岸、日本海側の都市、佐渡島などにたくさん見られる。 もちろん一航海は命がけだったと思いますけどね。
日本の農民は確かに貧しかっただろうが、ヨーロッパのように農民が農奴のようではなかったと思うな。祭りとか、講というもので結構自分たちの自治的生活を楽しんでいた。侍は他の身分の生活自体を管理、強制していなかったと思えるな。 私の田舎には庄屋はあっても侍というものがいなかったし、大阪も生まれて死ぬまで侍を見たことも無い人も結構いたという。確かに東北の農民は貧しかったかも知れないけど。ちょっとした天候不順で餓死する人も多かっただろうとは思うな。
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