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日本刀と姿勢

天風先生の日本刀を持った姿勢がド素人だという批判がインターネットに見られますが、私から見るとその判断こそがド素人ですね。
まず指を立てて剣を持つのはド素人の証明というのがありますが、天風先生は実戦の斬り合いで指の健を切られていて指が曲がらなくなっていたことを天風会員なら知っています。3年ぐらいの会員歴ならそういう話しを聞く機会が無かったのかも知れませんね。
次に腰が引けた姿勢で日本刀を持っていることもド素人の証明とありますが、私から見ると、「なるほどこれが実戦の姿勢なんだな」と判断しますね。刀を動かさないで身体(足を左右に動かせる)を動かしやすい姿勢ですね。上段の構えの写真は単なるポーズです。深く考えて分析するものではないと思いますね。
実戦では剣道の試合のような姿勢にはなりません。またテレビや映画の殺陣(たて)のような動きにもなりません。命をかけた実戦では腰は引けます。誰でも実戦は怖いけど臆病だから引くのではありません。刀による戦場跡には指がたくさん転がっていたようです。自分を守りながら相手の戦力を奪うには、小手で相手の指を切り落とすのが一番良い方法です。すなわち指が無くては刀は持てないから相手は戦えなくなりますから。それで十分なのです。だから実戦ではまず相手の指や手首を狙うのです。そうすると天風先生の日本刀を持っている姿勢になる。映画や武術のような戦い方にはなりません。命のやり取りの無い剣道では腰骨を立てて真っ直ぐな姿勢で向かい合いますが、戦場における真剣勝負ではそうなりません。剣道の有段者が即実戦で役立たないというのもそういうことですね。この辺のことは学校の教科書には書かれていません。学校エリートには分からないことですね。歴史を幅広く勉強していないと分からないことです。
それから天風教義は間違いなく寄せ集め教義です。オリジナルは呼吸操練とブザーだけという説もあります。天風先生が幅広く勉強して本当に必要なものを選び出し寄せ集めてひとつに体系化しているのは素晴らしいことです。方法論プラス哲学です。哲学はヨガをベースにしているからオリジナルではありません。ただ呼吸法も統一体操もオーラが精密に見えないと作れないものだったと思いますね。オーラや気を見ながら体系化したものと思われます。天風会もそういうことは何も言及しないけど、そして日本のほとんどの医者はオーラや気の存在を否定しているので如何ともし難いですが。
天才とは世の中に存在しないものを創り出すこともそうですが、大抵はAとBという一見何の関係も無いと思われる中から関係性を見出して繋げる能力のことでもありますね。アインシュタインの特殊相対性理論は彼の完全なオリジナルという訳ではありません。それと同じことですね。
カリアッパ師もヨガの伝統を受け継いで会得したものなんだから、それを天風先生が受け継いだだけですね。真理は人から人へと受け継ぐもので、オリジナルというのは本当にまれですね。戦前に天風先生と同じような方法で同じようなことを教えていた人はいるようですね。どちらが真似ていたかは今では分かりませんが。初期の頃は、まず聴衆をビックリさせてから教えを説いていくという手法は用いられていたようですね。天風先生はだんだんとそれはしなくなっていったと聞いています。何かを講演する時に、まず聴衆を笑わして気を引き付けてから始めるのと同じですね。非難することではないですね。庶民の気持ちを引きつけるにはそういう方法が効果的なのだから。


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