領土を拡大することが英雄という思考が全世界的にまだあり過ぎる。
日本の戦国時代なんかも領土を拡げたのが英雄というように常に本に書かれているよね。江戸時代からそういう思考は消去された。藩の経済を発達させた殿様が賢明な殿様と評価されるようになった。ロシアも中国も領土を拡大することがまだ国是としてきている。国土の保全と安全保障は経済に優先するというのは正しい。日本人はその観念を持たな過ぎるけど。日本は経済のために国土の保全を放棄したということ。
前にも書いたが、ロシア(ソビエト)が第二次大戦の末期に弱った日本を見て、そのどさくさに満州や北方列島に侵攻した。もしそれをしていなければ、ロシアの極東は日本の会社がたくさん進出して、ロシアの中の経済活性化地域になっていただろう。今もロシアは経済より戦争で奪った領域(島)を優先する思考をしている。日本が満州、朝鮮半島を失ったのは戦争の結果として仕方が無いが、平和裏に失っていたら、戦後数十年で、ロシア極東は発展して、それと連動して北海道も経済発展して北米と繋がる巨大産業ベルトになっていただろう。もちろんロシア極東産業はシベリア鉄道でヨーロッパと特にドイツと繋がっていた。
韓国、中国の経済発展は日本の資本と技術によるものが大きい。韓国は、もう日本の技術と技術者はいらないと判断したということです。これから日本から技術が入らなくなる韓国は厳しくなるだろうな。彼らはそれが見えない。日本人も国の危険が見えない。同じではあるな。
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