明後日、ある新しい会社の人が3名ほど仕事のことで訪ねてくる。
その会社の住所を見たら、私が最初に勤めた会社の親会社の住所に近い。
で、その水曜日にやって来る会社をネットで調べたら、何と!私が勤めた会社のグループだった!私が務めた会社は数年前に親会社に吸収されたようだけど。吸収はされたようだけど事業は世界に広がっているようだ。まあ、今は昔、新入社員としては単独に研究室が与えられた特別に恵まれた立場だったけど、給料が安かったのが一番の理由だけど、1年でその会社は辞めた。
正直、1年目だけど仕事に関しては他の同期と比べて特別待遇だったな。
社長が会社を見回っている時も、昼食後の眠気で研究室の机にもたれ掛かって平気で昼寝していたな。そんな私を見ても社長は笑って何も言わなかった。
会社の先輩からは、「あいつはバカか大物か分からない」とか陰で言われていた。総務からも、「あいつは何なんだ?一週間の内半分近くしか会社に出てこないで!」と。会社に行かない日は直行直帰で国会図書館に特許や文献を調べに行っていたのだが、総務は事情を知らなかったらしい。まあ、毎回出張申請書を書いていても、総務では新入社員としては異常なほどの単独での出張回数が多いので疑問に思っていたのだろう。
外人が来ると経営陣と一緒に新入社員(私)が会議室に入って行くし、外人の接待にも付いて行くし、新入社員のくせにあいつは何なんだ?というイメージが事情を知らない人間にはあったのだろう?こちらは周りからどう見られているかなんかは全く考えもしないで堂々としていたから。まあ、英語が出来るのは社長だけだったので専務や取締役の通訳として引っ張り出されていたのだが。
そんな特別待遇を受けながら1年で辞めた申し訳なさの罪の意識は残っている。38年目の巡り合わせ?罪滅ぼしのために仕事が回ってくるのかな?
先土曜は42年ぶりに”元かわいい子”に再会したけど。なんで、続けてそうなるの?
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