私は以前から警察は自分の成績とメンツのために無実の人にえん罪を着せることに何の罪の意識も反省も無いと言ってきました。まさにまたその事例が出てきました。
えん罪は常態化していて、えん罪であるのが運良く証明されるのは氷山の一角の中の一角なんでしょう。
震災や水害で警察機動隊や自衛隊や消防隊が災害派遣されます。自衛隊への感謝の声は聞くことがあっても機動隊への感謝の声は今まで聞いたことがありません。私の友人が水害時の自衛隊と機動隊の働きの違いの様子をかつて教えてくれたことがあります。全然違うと。かわいい女性が警察官をしているのを見るといつも、「あなたの魂のために警察なんか早く辞めなさい!」と言いたくなります。
<1986福井女子中学生殺害>知人男性が証言覆す 有罪根拠揺らぐ
毎日新聞 8月25日(木)
名古屋高裁金沢支部で再審開始の可否が審理されている86年の福井女子中学生殺害事件で、2審の公判で「事件当日、血の付いたトレーナー姿の元被告に会った」と逆転有罪の決め手となる証言をした知人男性(46)が毎日新聞の取材に応じ「事件の夜は会っていない」と証言を覆した。2審で「会った」と証言した理由について「1審の無罪判決後、福井県警に呼び出されて警察側のストーリーを押しつけられ、自分の記憶が間違っていると思った」と説明。有罪の根拠が大きく揺らぐことになる。
再審請求しているのは、殺人罪で懲役7年の有罪が確定・服役した前川彰司さん(46)。
公判記録などによると、男性は当初、県警の調べに「事件直後、血の付いたトレーナーを着た前川さんに会った」と証言。1審途中でこれを否定し、「事件の夜は同僚と福井市内のうどん屋に行った後、朝までドライブした。その日は前川さんを見ていない」と述べたが、2審では捜査段階の供述に戻った。
男性の説明によるとうどん屋で知り合いの男女の痴話げんかを見た後のドライブ中、事件発生に伴う県警の検問に引っかかったことから、事件当日の記憶ははっきりしており、当初から「その日は会っていない」と思っていた。しかし、捜査員や前川さんの関与を最初に警察に話した元暴力団組員から、前川さん逮捕以前の事情聴取で「会ったはず」「うどん屋は別の日」などと言われ続け「自分の勘違いかもしれない」と思うようになった。
無罪判決を出した1審・福井地裁の公判では、弁護人に促されて記憶通り話したが、2審が始まる前に県内の警察署に呼び出され、再度「事件のあらすじ」の説明を受けた結果、記憶と違う証言をしてしまったという。
男性は「県警の説明は元組員の供述がベースにあり自分の話は信用してもらえず、洗脳された感じになった。これまでずっと本当でないことを証言したと思ってきた」と打ち明けた。また捜査員から「話してくれれば何か違法行為があっても見逃す」という趣旨の話もされたとしている。
当時の福井県警刑事部幹部や捜査本部幹部らは「捜査は適正だった」と話している。【古関俊樹、橘建吾、松井豊】
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