一般的に親から愛されなかった人、または愛されなかったと思っている人は人を受け入れることのできる範囲が狭い。人はこうあるべき、あーあるべきという言葉が多いし、人に要求する。充分愛されて育った人は人を許せる、受け入れる範囲が広い。だから幸せに育った人は幸せになる確率が高くなるし、そうでない人は低くなる。そうでない人が幸せになるには一度自己崩壊という強烈な経験が必要になる。そうすると価値観の回天が起きる。経験によって積み重ねられてきた価値観というものはとても狭いものだがそれが絶対正しいと多くの人は心の中で錯覚している。大抵の人は、人の話を受け入れるか拒否するか二者択一で生きている。人の話をまずは”信じない”なおかつ”疑わない”で聞き、後で自分の習慣的価値観による思考ではなく皮膚感覚、細胞感覚で検証してから判断するということが一歩次元の高い人間の生き方です。まあ細胞の声を聞くというのは無心で素直な状態でないと聞こえないのだが、その状態になるのが難しい。無心になる前に勝手な自己判断をしてしまう。
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