天風会のみならずいろんな勉強会や宗教では、「世のため、人のため、」と言います。確かにその通りなんだけど、家は世の中の出発点だし、家族も人なんだよね。家族をないがしろにして、「世のため、人のため、」と会の活動をやり過ぎるのも如何なものでしょうか?そこを誤解している会員は多いのではないだろうか?人間、まず必要なのは皮膚感覚の愛情満足なんですよね。幼少期にそれをきちんと得られていた人はまず問題ないけれど、そうでない人は常に無意識のうちにそれを求めている。それは、べき論や教義では補完出来ない。土台が出来ていない所にビルは建たないのと同じですね。まず土台を見つめることが大事だけど、大抵多くの人は自分の頭ではそれに気付いていない。
まじめで、頑張り屋で、強い責任感は、時に運命の仇になることがある。
「本能の満足無くして理性の満足無し」といつも私が言うのはそのことですね。「何の本の何ページにこう書かれている。」とか「誰それがそう言っていた。」というような知識ではダメなんだよね。最終的には宇宙霊の愛に包まれているということを実感することなんでしょうが、そこにたどり着くのはなかなか遠い。私もそこにたどり着いているとは言えない。
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