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敗北

旧帝国大学出身者の多くに見られるタイプとして、記憶力は良いけど柔軟に理解する能力が欠ける人が多いということですね。辞書に書かれている意味は本当によく覚えているけど、日本語の状況に合わせて意訳が出来ない。人が意訳すると、「辞書にそんな意味はない!」と怒り出す。そういうタイプの人が官僚になっている。
日本が戦争に負けたのも、陸海軍エリートが陸軍大学、海軍大学で学んだことを、どんな状況になっても同じことを繰り返すことしか出来なかったからですね。状況変化に適応できなかった。私でさえ高一で読んでいる兵法の基本である「孫子」さえ学んでいなかったと云います。学んでいない問題に自ら気付いていなかった。日本の大企業も同じ事で衰退している。過去の成功のワンパターンしか考える能力が無い。そういうことが日本人の気質ですね。どんな想定外のことが起こり得るか想定することが出来ない。いえ、起こって欲しくないことは起きないと想定して、万一を一瞬思っても想定しなかったことにするのです。原発災害がその典型ですね。福島原発災害と先の戦争に負けた原因は同じです。太平洋戦争を始める前に、図上演習を何回してもアメリカに負けた。で、図上演習はしなかったことにした。その図上演習の結果は東条英機も知っていた。のですが、神国日本がそんな結果になるはずがないと神風が吹くことを想定して戦争を始めた。しかし結果は、図上演習の通りに流れてその通りになった。
戦争に負けた時に、戦争を始める決議に参加した人間は、東京裁判を待たずして全員自ら自決するべきだった。正しかったかどうかでなく結果責任を負うべきだった。もしそうしていれば戦後の日本は大きく変わっていただろう。世界や近隣諸国の日本に対するイメージも変わっていただろう。
東電もそんな津波や地震は来ないと想定した。なぜなら起こって欲しくないからコストに合わせて想定範囲を調整した。それ以上は思考をストップして、思考する人間を排除した。東電の罪は万死に値する。彼らは万死の罪を背負っていることに気付いていない無責任の中にいる。
「みんなで決めたことだから私に責任は無い」というのが官僚主義ですね。
何かを失敗した時に、エスケープゴートとして特定の人間に責任を負わせるのが独裁主義ですね。
民主主義はそういう政治家を選んだ国民が責任を負わないといけない。しかし日本国民は責任を負おうとしない。「民主党に投票した私が間違っていた」と言う人は聞いたことがない。「一度民主党に政権を取らせて、それが如何に間違っているかを知ったことに価値がある」と言う人もいるが、それも一理あるが、それはまだ平和だから許されている。野田さんは正しかった。私は野田さんを一人の人間として評価している。解散して国民に信を問うたのだから。民主党を崩壊に持っていった野田さんは日本の救世主です。そう言えば野田さんの名前がメディアに出てこないですね。鳩山さんと菅さんは時々アホな言動をしてメディアに出てくるけど、野田さんはどうしていのだろう?
日本人が日本人を超えた時に本当の日本人になれると私は昔から言っている。

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