最近、なぜか毎月一回仙台にある東北大学に仕事に行っている。東北新幹線はなぜかいつもほぼ満席だ。郡山とか宇都宮でたくさんの人が降りたり、乗ってくる。そんなところでそんなにたくさんの人が移動する仕事があるのだろうか?
まあ、そんなことはどうでもいいのだが、私は大宮から乗るのだが、しはしば人が座っている座席の隣の席に他の人が座ってこないように荷物を置いている人がとても多い。「そこの座席、空いていますか?」と聞かないと荷物を動かそうとしない。普段は自由席に乗るのだが、昨日は指定席を取ろうとしたら満席だった。仕方なくまた自由席に乗って、隣の席に荷物を置いている女性に、「そこの席空いていますか?」と聞いたら、彼女は一瞬嫌な顔をして何も言わずに荷物を彼女の席の前に置き直した。他を見渡しても、席が混んで来ているのにもかかわらず自分から荷物を置いている席を空けようとする人はいない。
東海道新幹線の場合は、そんなシーンを見ることは非常に少ない。大阪でもそういう光景は少ない。なぜ東北新幹線では多いのだろう?地域によって民度が違うのだろうか?しかし東北新幹線といっても乗っている人は、ほとんどがビジネス・マンかビジネス・ウーマンなので東北人とは限らない。地域性というより方向性なのだろうか?
最初はたまたまそうだったのかも?と思ったけれど、毎回なので、乗るたびに不思議に思う。
いい話を一つ。
昨日の帰りは二号車に乗ったのだが、弁当とか飲み物を売るワゴン車が来たので、アイスクリームを頼んだらこのワゴン車には乗せていないということで、「急がないから後でも良いですよ」と私は言ったのだけれど、売り子は、どちらかというと中年に近い年齢の女性、ワゴン車をドア近くのデッキに置いたままアイスクリームを取りに戻った。「次に来る時に持ってきます」でも良かったのに、わざわざ一個のアイスクリームのために7号車か8号車当たりにあるであろう倉庫まで取りに戻った。売り子がそんなことまでするのは日本だけだろうな。
わざわざ取りに戻るのも凄いが、ワゴン車を置いたまま戻るのも凄いね。売り子のいないワゴン車から誰も取らないという安心感があるのだろうから。それは日本の凄さですね。彼女が二回目に通る時にアップル・ジュースを買ってあげた。ほんのちょっとだけ売り上げに協力してあげた。
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