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素人とプロ

我々素人は本屋で、当然ですが自分が読んで分かる本を買います。だいたいは素人向けに書かれた啓蒙書、解説書です。私もだいたい週二冊は本を買います。それを40年近く続けています。しかしそれらをいくら読んで知識を入れても素人の枠を越えられません。専門書一冊を読んだ専門家(プロ)に勝てません。それは宗教の世界でも科学の世界でも同じですね。
素人は頭で読みますが、プロは一冊を肚で読みます。
肚に入った一冊は、千冊の知識を越えます。
素人の延長線上にプロの世界はありません。
素人は知識で分かったつもりになります。
でもプロがいつも正しいかどうかと言うと、それはまた別問題になります。
プロの世界に入った瞬間、世界が変わるのです。景色が変わるのです。
プロとアマでは見えている世界が違うと言うことです。
私も大学では卒研として「一般相対性理論」を一生懸命勉強しました。
一年間で一冊の本を読んだだけですが、生まれて始めて勉強というものをした感じでしたね。難しいけれど勉強が楽しいと始めて感じました。社会でまったく役に立たない学問だと分かっての勉強だったけど、一年間、あんなに勉強したことはなかった。もちろん充分に理解は出来なかったけれど、今、本屋で素人向けに書かれている宇宙物理の解説書なんかは読みません。
36歳で独立した時の私のモットーは、
「仕事は偉大な素人でありたい、生きることは小さなプロでありたい」
というものでした。両方ともまだ達成していないな?
仕事は人から(小さな)プロと評されも、生きることは素人の域をまだ出ないな。
素人の人間のまま終わるのだろうか?
プロになれる人は幸せです。でもアマのまま人生を終えられる人も幸せです。
人間、みんな幸せと言うことかな?いえ、ほとんどの日本人は、ということですね。自分の選択でプロにもアマにもなれる。そんな国や時代は少ない。



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