この三日間、私の近くに二人の若い女性がいた。学生のアルバイトだな。
一人は美人ではなくてアンケートを採るアルバイト、展示会場の通りがかりの人にアンケートを求めるのにブスッと人に話しかけて笑顔も無いし、愛想も無い。明らかに女性として見た目も性格も魅力が無い。不美人としてひねくれがある。
もう一人は美人でかわいくてモデルをしていた。笑顔も時々出していた。モデルだから自分に自信を持っているようだった。モデル事務所からの派遣なのだろう。
しかし私から見ると、美人でない方が魅力があった。美人には魅力を感じなかった。我ながら見方が変わったな~!と自分に感心した。
なぜブスッとした美人でない方に魅力を感じるのか?考えてみた。
それは、「この美人で無い女性は変わる力を持っているな。美人の方は生意気さと頑固さを内に秘めているので変われないな。」と感じたからだろうと。
変わる力を持っている、知識ではなく自分を学ぶ力を持っている、のが人の魅力だなと思ったな。分かる人に出会うと彼女は変わるな。そうあって欲しいな。
美人で無い女性とちょこちょこっと会話して親しくなったけど、22歳の学生じゃあなぁ~、食事に誘えななかったな。
別れ際に、「あなたのお父さんはあなたのことを大事にしていると思うな。」、
「そうかな?」と。「そんな感じがする。」と私は言った。
うれしそうな顔をしていた。そして、「人が嫌がることをいつもニコニコしてやっていると道は開くから!」と言ってあげた。
「その言葉、肝に銘じておきます。」と返事が返ってきた。
そして別れた。彼女の名前も聞いていない。
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